COUNTDOWN JAPAN 18/19 参戦記録|フェスは“映え”じゃなくて“音楽”だ

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CDJ(カウントダウンジャパン)18/19の2日間、2018年12月29日と30日に参戦した時。
天気は快晴。夜は冷えましたが、心は熱かった。音楽の本質と、フェスの今を考えさせられた2日間の記録です。

<4日間のタイムテーブル>

目次

フェス初日(12/29)

ゴールデンボンバー

1.CDが売れないこんな世の中じゃ
2.DanceMyGeneration
3.抱きしめてシュヴァルツ
4.酔わせてモヒート
5.僕クエスト
6.海山川川
7.暴れ曲
8.毒グモ女
9.女々しくて

ライブ初体験でしたが、想像以上のエンタメ力に圧倒。曲間のトークやパフォーマンスで何度も笑わせられ、振り切ったエネルギーが最高でした。特に「海山川川」は、フェスという空間に完璧にフィットしていて、全身で楽しめました。冒頭から「女々しくては30分後にやります〜!」と宣言する遊び心も健在。最初から最後まで心をつかまれっぱなしのライブでした。

きゃりーぱみゅぱみゅ

リハ.とどけぱんち
1.バーチャルぱみゅぱみゅ
2.にんじゃりばんばん
3.音ノ国
4.インベーダーインベーダー
5.もんだいガール(Remix)
6.ファッションモンスター
7.演歌ナトリウム
8.きみのみかた
9.原宿いやほい
10.もったいないとらんど
11.キズナミ

大好きなきゃりーちゃんを最前線で体感できて、ただただ幸せ。特に「きみのみかた」は涙が出るほど嬉しかった。ファッションもヘアカラーもステージ演出も、彼女の世界観が凝縮されていて、視覚と聴覚の両方でときめかされた時間でした。

9mm Parabellum Bullet

1.新しい光
2.Black Market Blues
3.カルマの花環
4.21g
5.キャンドルの灯を
6.The Revolutionary
7.キャリーオン
8.ハートに火をつけて
9.ロング・グッドバイ

轟音の美しさ、ここに極まれり。音に包まれるとはこういうこと。フェスでは何度か観ているけれど、やっぱり9mmは“生”が一番。特に「21g」は、時の流れを感じさせながらも、全く古びない名曲として響いてきました。「ハートに火をつけて」は、個人的に思い入れがあるだけに、震えました。

SPYAIR

1.OVERLOAD
2.現状ディストラクション
3.Last Moment
4.イマジネーション
5.サクラミツツキ
6.ROCKIN’ OUT
7.RAGE OF DUST
8.サムライハート(Some Like It Hot!!)
9.I Wanna Be…
10.SINGING

初めてのSPYAIR。結論、楽しすぎた。予習なしでも飛び跳ねまくって、全身で音楽を浴びる体験。ライブバンドとしての完成度がとにかく高くて、音も熱量もスキがない。酒のせいでトイレとの戦いになったのも含めて、フェスっぽさ満点でした。

アンジュルム

セトリ 1.大器晩成
2.マナーモード
3.ドンデンガエシ
4.タデ食う虫もlike it!
5.次々続々
6.泣けないぜ…共感詐欺
7.46億年LOVE

ライブは超満員。キレキレのパフォーマンスに息を呑みました。アイドルの枠を越えた“魅せる力”が凄まじく、サイリウムが無かったのが悔しい。適当に振った青の光も、なんだか愛おしかった。

打首獄門同好会

リハ.ヤキトリズム/島国DNA
1.ニクタベイコウ!
2.カモン諭吉
3.きのこたけのこ戦争
4.はたらきたくない
5.布団の中から出たくない
6.YES MAX
7.私を二郎に連れてって
8.日本の米は世界一

この日一番、心と体がぶっ飛んだライブ。笑いながら汗をかくって最高すぎる体験。「二郎に連れてって」や「日本の米〜」など、シンプルな歌詞なのに不思議と刺さる。このバンドこそ、フェスの真髄だと感じました。

でんぱ組.inc

1.でんでんぱっしょん
2.太陽系観察中生命体
3.NEO JAPONISM
4.プレシャスサマー!
5.でんぱれーどJAPAN
6.ギラメタスでんぱスターズ
7.Future Diver
8.おつかれサマー!

ねむさん最後のフェス。5列目という神位置で観た最後の「おつサマ」には、感情が大渋滞。まさかの締め曲でやってくれるなんて。愛とエネルギーに包まれたステージでした。

フジファブリック

リハ.ロックンロール(くるり cover)/Water Lily Flower
1.若者のすべて
2.虹
3.電光石火
4.東京(新曲)
5.銀河
6.SUPER!!
7.手紙
8.星降る夜になったら

王道セトリに新曲「東京」が加わり、涙腺刺激が止まらないセット。どの楽曲も胸を打ちましたが、「東京」の誕生エピソードを知ってから聴くと感慨深さが段違い。これぞライブでしか味わえない体験。

フェス2日目(12/30)

coldrain

1.The Revelation
2.ENVY
3.Six Feet Under
4.VENA
5.WRONG
6.To Be Alive
7.R.I.P.
8.REVOLUTION
9.Final destination

久々に聴いたcoldrain、1曲目からエンジン全開。自分でも驚くほど身体が勝手に動いて、気づけば汗だく。ファンじゃなくてもぶち上がれるこのセトリ、たまらなかったと思う。ライブの熱量に全身で包まれる快感、まさにそれ。

sumika

リハ.カルチャーショッカー/マジック
1.フィクション
2.Lovers
3.1.2.3..4.5.6
4.ふっかつのじゅもん
5.ペルソナ・プロムナード
6.Summer Vacation
7.伝言歌

ずっと観たかったバンド、ようやく叶った。想像以上にライブが良くて、音の粒ひとつひとつが優しくて強くて。会場全体が“sumikaの世界”に染まったあの空気感、言葉にできないほど美しかった。これからも絶対追いかけようと思った。

私立恵比寿中学

1.自由へ道連れ
2.MISSION SURVIVOR
3.熟女になっても
4.全力☆ランナー
5.放課後ゲタ箱ロッケンロールMX
6.イート・ザ・大目玉

「熟女になっても」がやっと聴けて、もうそれだけで満足。エビ中らしいエネルギッシュで遊び心満載のステージは、見ていて飽きない。あの全力投球な感じが本当に愛おしい。

BIGMAMA

セトリ 1.Make up your mind
2.#DIV/0!
3.Step-out Shepherd
4.秘密
5.POPCORN STAR
6.NO.9
7.Mutopia
8.until the blouse is buttoned up
9.YESMAN

約4年ぶりのBIGMAMA。以前より激しくなった気がして驚いた。バイオリンとロックの融合は健在で、やっぱり唯一無二のサウンド。短時間しか観れなかったのが惜しいくらい。

Base Ball Bear

1.祭りのあと
2.yoakemae
3.試される
4.Flame(新曲)
5.Tabibito In The Dark
6.The Cut
7.LOVE MATHEMATICS
8.ドラマチック

最前列でガチ参戦。サポートギターなしの3人編成になってから初めて観たけれど、音の隙間にむしろ深みが増してた。Flameは初披露とは思えない完成度。最後の「ドラマチック」で鳥肌が止まらなかった。やっぱりこの曲が、私の原点。

THE ORAL CIGARETTES

セトリ 1.狂乱Hey Kids!!
2.カンタンナコト
3.PSYCHOPATH
4.ワガママで誤魔化さないで
5.What you want
6.容姿端麗な嘘
7.CATCH ME
8.BLACK MEMORY

2013年、小さなステージで初めて観たバンドが、今やCDJ最大ステージに立っている。その光景を見た瞬間、こみ上げるものがあった。大魔王参上が無かったのは少し寂しかったけど、それを補って余りあるほど圧巻のステージだった。心の底から「おかえり」と言いたかった。

クリープハイプ

セトリ リハ.愛の標識/大丈夫/泣き笑い
1.5%
2.HE IS MINE
3.鬼
4.おばけでいいからはやくきて
5.ラブホテル
6.一生のお願い
7.二十九、三十
8.オレンジ
9.イト
10.栞

尾崎の声に呑まれるって、こういうことか。1曲目から最後まで、自分が感情の波に漂うような感覚。「ラブホテル」「栞」あたりで、気づいたら泣いてました。お酒が無くても酔えるライブ。次は絶対、5杯くらい飲んでから行く。

UNISON SQUARE GARDEN

セトリ 1.天国と地獄
2.シュガーソングとビターステップ
3.Catch up, latency
4.フィクションフリーククライシス
5.WINDOW開ける
6.fake town baby
7.23:25
8.君の瞳に恋してない
9.シャンデリア・ワルツ

このバンドは裏切らない。ど定番の「シュガビタ」で爆発しつつ、「WINDOW開ける」「君の瞳に恋してない」など、聴かせる曲もばっちり。前3列目で跳ねながら、ああこれが“最高の締め”だと思った。やっぱりユニゾンは、フェスのラストにふさわしい。

まとめ

私はライブを見に行っていましたが、会場にはフェスならではの映えスポットも点在していました。
若い子が写真を撮ってSNSにアップするの、全然アリだと思う。そこから音楽やフェスに興味を持つなら、素晴らしいことだと思う。

でも、「フェスに来ること」よりも「音楽を聴くこと」が目的であってほしい。
最近は“映え”を目的にした来場者が増えてきたような気がして、ちょっと寂しさもある。

CDJ2日間を過ごしながら、心の中でずっとこんなことを思っていました。

音楽は、若者の映えのために存在しているわけじゃない。
また来年も、この場所で“音”に会えますように。

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uta
関東在住の30代。
WEBデザインやWEBライティングを仕事とし、言葉とデザインの力で「誰かの人生を動かす」ことを信念とし、日々精進中。
日本国内はもちろん、世界を旅しながら、音楽・映画・旅行を綴り、未来へ紡ぐ。
自然や海、星空に心惹かれ、旅先での出会いや縁を大切にしている。
英文科出身のバックグラウンドを活かし、国内外のカルチャーに触れながら、日々新たな発見を求めている。
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