港で開催されていた写真展の中で、特に目を惹いた一枚を。
水面に映る光がゆらめき、まるで街全体が反射しているようでした。
そのあと、天気がとても良かったので「タマキドライブ」を歩いてきました。

タマキドライブとは?

「タマキドライブ(Tamaki Drive)」は、オークランド中心部(CBD)からミッションベイをつなぐ人気の海沿いルート。
ドライブコースとして有名ですが、ランニングやサイクリングを楽しむ人も多く、地元の人たちの“憩いの道”になっています。
潮風を感じながら歩いていると、途中にこんなカラフルなコンテナが並んでいたり、ライブやコンサートが開かれる「スパークアリーナ(Spark Arena)」が見えたり。
青空と透き通るような海を眺めながら進むと、遠くにミッションベイ(Mission Bay)の景色が見えてきます。
その瞬間が、本当に気持ちいいんです。








海のきらめきと街のリズム
途中には水族館「Kelly Tarlton’s SEA LIFE Aquarium」もあります。
ガラス越しに光が反射する海面を見ながら歩く時間は、まるで小さな旅。波のリズムに合わせて気持ちが軽くなっていくようでした。
そしてたどり着くのが――ミッションベイ!
青空、白い砂浜、穏やかな風。
街の喧騒から少し離れたこの場所で、ゆっくり深呼吸。
まったりできて、どこか懐かしいような落ち着いた雰囲気が広がっています。
オークランドでは、ちょうど春の気配を感じ始めていました。






港の静けさと、マオリ語のあたたかさ
市内に戻り、再び港の方へ。
波の音を聞きながら、ベンチに腰掛けてただ海を眺める――そんな時間が最高です。
この港エリアは無料開放ゾーンになっていて、誰でも気軽に訪れることができます。
ちなみに「タマキ(Tamaki)」とは、マオリ語で“オークランド”を意味する言葉。
街中を歩くと、マオリ語の看板や標識をよく見かけます。
最初は「ん? これどう読むんだろう?」と思うけれど、
何度も見ているうちに少しずつ意味がわかってきて、それがまた面白いんです。
発音もどこか日本語に似ていて、親近感を覚えます。
現地の人たちは普段英語で会話していますが、
挨拶のときにマオリ語を少し使うだけで、笑顔を返してくれることもあります。
たとえば「Kia Ora(キアオラ)」は“こんにちは”の意味。
たったそれだけでも、ぐっと距離が近づく気がします。




Ponsonbyで過ごす夜
木曜日の夜は、Ponsonby CentralにあるアルゼンチンBBQのお店へ。
「El Sizzling Chorizo」という人気店で、ラム肉がとろけるように美味しかったです。




| 住所 | 136/138 Ponsonby Road, Ponsonby, Auckland 1011 NewZealand |
|---|---|
| HP | https://www.elsizzlingchorizo.co.nz/ |
そのほかにも、町中の餃子屋さんで焼き餃子を食べたり、
朝はマフィンを頬張ったり、
スーパーでは1ドルの炭酸を買って帰ったり――。
そんな小さな日常が、旅をより豊かにしてくれます。




まとめ
オークランドを訪れるなら、タマキドライブは絶対に歩いてほしい。
車窓から見る景色も素敵だけれど、潮風を肌で感じながら、自分の足で進むその道は、きっと特別な時間になるはずです。
光が反射する海面、笑い声、風の匂い――
そのひとつひとつが、心の中に残る“海辺の乱反射”のように、静かに輝いていました。
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