クライストチャーチ出発の朝、街角で出会ったウォールアート。
平日昼間なのに車内はほぼ満席。8:30発→12:00頃着、バス停は街中の事務所前で分かりやすかったです。
初めてのテカポ湖。写真では伝わらない“ミルキーブルー”
約4時間でテカポ(Lake Tekapo)到着。
ここは“世界一の星空”で知られ、「プロポーズされたい&したい場所」ランキング1位の聖地。
予報は曇り……だったのに、快晴! 目の前に広がるミルキーブルーの湖面は、現実離れした美しさ。
小さな橋を渡り、澄んだ水を覗き込む。コントラストが眩しい。
そして善き羊飼いの教会(Church of the Good Shepherd)へ。
夜はクローズ。教会内は撮影不可で、静かに祈りを捧げる人々。
人が途切れた一瞬は、まるで映画のワンシーンでした。


















湖畔に咲くカラフルなルピナス
湖の周りにはルピナス(12〜1月が旬)が満開。
「黄色と白ばかりの景色に彩りを」と、スコットランド人が種をまいたのが起源とも言われます。
乾燥地に強い花だから、ニュージーランドの各地で見られるのだとか。
ただただ、綺麗。ため息がこぼれる。















湖畔レストランで“納豆サーモン丼”。テカポは小さな町
街の中心へ(といっても徒歩5分ほど)。
湖畔レストランで「納豆サーモン丼」を注文。
サーモンはこの湖で釣れたものらしく、驚くほど新鮮。
テカポはスーパー1軒、病院なしの小さなコミュニティ。地図を眺めるだけで、ほっとする。












Tailor-Made Tekapo Backpackers。庭に羊とうさぎ、空に静けさ
今夜の宿はTailor-Made Tekapo Backpackers。
受付、清潔なバスルーム、シングルベッドの部屋。
庭には羊・うさぎ・ハンモック、キッチンと共有スペースも広々。
洗濯機&乾燥機は各$2、菜園やレコードのディスプレイも可愛い。
「ここに一週間くらい住みたい」と思う心地よさでした。















夜の本番:Earth & Sky 星外ツアーへ(日本語ガイド)
天気下り坂の不安を抱えつつ、念願のEarth & Sky(現:星空ツアー)へ。
22:15出発でもまだ薄明るい初夏のニュージーランド。
オフィスで日本語ガイドにチェックインすると、発光する土星のネックストラップと赤色ライトを受け取りました。
(白色光は観測の妨げになるため、赤色のみ)
出発10分前、ガイドさんからアナウンス。
「山頂は100%曇り。参加・別日振替・キャンセルの3択です」
私は参加続行を選択。バスで約15分、マウントジョン天文台へ。
テカポの街灯りは最小限。住民は夜は必ずカーテンを閉めるルールで、星空保護に協力しているそう。
けれどこの夜は、やはり雲が厚い……。
雨なら全額返金、曇りなら天文台見学ツアーに切替がEarth & Skyの方針。
“もし晴れたら即観測へ戻る”という条件で、望遠鏡ドーム内部を見学(晴天時は入室不可)。
室温と外気温を合わせるエアコン、ミラー駆動のローラー、そして名古屋大学とNZが協力するMOAプロジェクトの解説(重力マイクロレンズ法で新しい小天体や惑星候補を探す研究)。
隣室では日本人観測員が撮影データをチェック。めったに見られないドームオープンの瞬間にも立ち会えました。
プレゼン室では南十字星の探し方を詳しくレクチャー。
ホットチョコレートは少しぬるめだったけど、優しい時間。
……それでも、満天の星は見えず。
貸出のダウンジャケットに救われつつ下山。胸に残るのは、悔しさと、次への約束。
晴天の日だけ配布されないという星空DVD(記録映像)を受け取り、
この小さな町(人口約300人)で初めて星空ツアーを始めた会社の歴史も教わりました。
人は天候に勝てない。だからこそ、見えた夜は奇跡になる。




















まとめ
湖も、教会も、ルピナスも、昼の光の中でこそ深く心に届く。
プロポーズの聖地という肩書きは、単なるキャッチコピーじゃない。
この景色の前では、誰もが素直になれる。そんな場所でした。
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