クライストチャーチ観光とおすすめスポット|地震の街で話題のC1 espressoカフェと再生する街歩き【NZワーホリ旅行記㉒】

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ワインの街・ブレナムでの生活を終え、ついに南島の旅路が始まりました。

旅程はこんな感じ👇

  • 12/16 クライストチャーチ
  • 12/17 テカポ
  • 12/18 テカポ→マウントクック→クイーンズタウン
  • 12/19 クイーンズタウン
  • 12/20 オークランド
  • 12/21〜23 北島旅行
  • 12/26 日本帰国

まずは、ブレナムからクライストチャーチへ。
おなじみの InterCityバス に乗り、約6時間の長旅。

途中、海沿いの街 カイコウラ(Kaikoura) で30分の休憩。
のどかな街並みの中に、小さなi-site(観光案内所)がぽつんとありました。

目次

地震の爪痕と、再生の途中にある街。

クライストチャーチに着いた頃には、空は一面の曇天。街の空気は、どこか退廃的で、それがまた美しかった。

宿泊先は Vagabond Backpackers
古めの建物ながら清潔で、偶然シングルベッドを引き当てました。

4人部屋なのに、泊まっていたのは私ひとり。
久しぶりの「ひとりの夜」が、少しだけ贅沢に感じました。

翌日、再び街歩きへ。
クライストチャーチは、2011年2月のカンタベリー地震で被害を受けた場所。
今もなお崩れたままの建物と、新しく生まれ変わった建物が混在しています。

🏛 クライストチャーチ大聖堂

観光ガイドでよく見るこの場所も、まだ修復の途中。
地震の傷跡がそのまま残されていました。

🚋 トラム(路面電車)

街の中心を走るカラフルなトラムが、唯一“観光地らしさ”を思い出させてくれます。
ワインレッド、グリーン…走る姿は本当に可愛い。

🌸 ボタニックガーデン&博物館

博物館ではイギリス調の展示に夢中になり、3時間も滞在。
隣接するガーデンでは満開のバラに囲まれて、
カフェでココアを飲みながら、鳥のさえずりを聞きました。
寒さと静けさに包まれた、まるで冬の庭園のような癒しの空間でした。

アートと再生の街、クライストチャーチ。

街の中心には、ウォールアートやモダンな図書館、新しい建築物が増えています。
それでもふと目を向けると、崩れかけた教会や、痛みを抱えたままの建物も。

まるで「過去と未来」が、同じ場所に同居しているような不思議な街。

アートギャラリーには、挑戦的な現代作品が並び、“手”のオブジェが印象的な建物の美術館の中では、絵画と観る人が一体化するような展示もありました。

話題のカフェ「C1 espresso」へ。

そして──この旅の締めくくり(?)に選んだのは、SNSでも話題の「C1 espresso」。

店内には管が張り巡らされていて、注文した商品がその中をシュポーン!と飛んでくるという仕組み。

水をくむ機械も近未来的で、どこを撮ってもフォトジェニック。
壁には日本語のポスターも貼られていて、観光客も多め。

届いたのは、噂のハンバーガー。
…見た目は最高。インスタ映えも完璧。
でも、味は──普通。

それでいて、ジュースと合わせて約$30(約2,700円)。

「この値段でこれは、正直ないな」と思いました。
けれど、テーブルの周りでは、誰もがスマホを構え、写真を撮り、笑い、すぐに帰っていく。

たぶんこのお店は、“味”ではなく“話題”を売っている。
私もその一人だったと思う。
でも、そういう世界に少し疲れていたのかもしれない。

まとめ

クライストチャーチの街は、まるで“リセットボタン”を押されたような場所。
壊れて、作り直して、でもまだ完全には戻らない。
どこか人間らしくて、痛みがあって、美しい。

退廃的で発達途上の国で食べた、映えのためだけのバカ高いハンバーガー。
クライストチャーチは、終わりかけと始まりが同時に存在する街。
壊れたものの中に、ちゃんと“生きる”光がありました。

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uta
関東在住の30代。
WEBデザインやWEBライティングを仕事とし、言葉とデザインの力で「誰かの人生を動かす」ことを信念とし、日々精進中。
日本国内はもちろん、世界を旅しながら、音楽・映画・旅行を綴り、未来へ紡ぐ。
自然や海、星空に心惹かれ、旅先での出会いや縁を大切にしている。
英文科出身のバックグラウンドを活かし、国内外のカルチャーに触れながら、日々新たな発見を求めている。
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