オークランドで過ごした長い日々が、いよいよ終わりを迎えようとしていました。
街を歩くと、カラフルでどこか愛嬌のある車が停まっていて、思わず写真を撮りたくなる——
そんな“オークランドらしさ”が詰まった日のことを、今日は記録しておきます。


最後の日本食は「Yoshizawa」で
旅の終わりにどうしても食べたくなるのは、日本の味。
そんな気持ちに導かれるように訪れたのが、日本食レストラン「Yoshizawa」でした。
店内に漂う出汁の香りは、まるで帰省した日の夕食のよう。
カツ定食は衣がしっかりと立ち、食べればじんわり旨みが広がっていきます。
うどんも、みたらし団子も、どれも“記憶の味”に驚くほど近い。
そして何より、久しぶりに口にした日本米の美味しさに、胸がぎゅっとしました。
「ニュージーランドに住む外国人、全員ここに来た方がいい」
そう思うほど、あの瞬間の日本食は特別でした。

多国籍な夜|バリ・タイ・韓国の友達と飲み会
その夜は、バリ・タイ・韓国出身の友達と韓国料理屋へ。
国も文化も違うのに、夜のテーブルに座れば、ただの“仲間”になる。
居酒屋の入店にはパスポートの提示が必要で、「バリのパスポートって革っぽいよね?」なんて話をしながら笑い合ったり、韓国の定番酒「ソジュ」に驚いたり。
韓国のおでんスープを味わいながら、彼らが油揚げを大好きだと知ったり。
「それ油揚げだよ!」と言いたくても英語が出てこず、「オイル!オイル!」と必死に伝えようとした自分に、あとから笑ってしまいました。
メインのチーズタッカルビは、これでもかというほどチーズが伸び、「こういう味って、世界のどこでも愛されるんだな」と実感。






夜の仕上げは、70年代風のレトロバーへ。
ビリヤードもダーツも無料で、薄暗い照明がなんとも心地よく、お酒を片手に過ぎていく時間が、旅先でしか味わえない特別な夜をつくってくれました。






デボンポートへ再び|フェリーで20分の小旅行
翌日は少しゆっくり起きて、デボンポートへ向かいました。
オークランド中心部からフェリーで20分という近さなのに、到着した瞬間に“異なる国”に来たような感覚になる街です。
ゴシック調の街並みは、どこを歩いても絵になります。
路地の奥に小さなカフェがあり、店前にはおしゃれなベンチ。
青い空と古い建物の組み合わせは、まるで一枚のポストカードのよう。











そして、今回の目的地「DEVONPORT CHOCOLATES」に到着。
外観からすでにおとぎ話の世界で、店に入る前からテンションが上がります。
店内では、一粒ずつ丁寧に並べられたチョコレートたちが光に反射して美しく、奥の工房では職人さんが本当に手作りしている姿が見える。
箱入りのギフトは見た目も可愛く、手に取りたくなるものばかりでした。
私は一口サイズのチョコをふたつ購入。
濃厚で、少しビターで、旅の締めくくりにぴったりの味でした。









ビクトリア山と街歩き
その後は、デボンポートの象徴ともいえるビクトリア山へ。
小さな映画館を横目に坂道を登っていくと、頂上には風が通り抜ける気持ち良い空間が広がっています。
オークランドの街を一望できるこの場所は、ただ立っているだけで心が落ち着く。
傍にあるカラフルなキノコのオブジェも可愛らしく、島の穏やかさを象徴しているようでした。






さらに歩いてデデポンポート博物館(Devonport Museum)へ。
午前中のみのオープンですが、時代を感じる機械や楽器が並び、
実際に触れる展示もあって、思わず童心に返ってしまいます。









タカプナ & ミッションベイで締めくくり
デボンポートからタカプナへはバスで1時間ほど。
道中に見える海はどこまでも透明で、まるで絵の具を垂らしたようなブルー。
タカプナの街は活気があり、おしゃれなショップも多いので散策にぴったり。
そのままミッションベイへ移動し、海沿いでMOVENPICKのアイスを味わいました。
甘いアイスが潮風で少し溶けていく感じが、なんとも旅の終わりにふさわしい。
海を見ながら、「この街で過ごした日々は、どれも私の日常を少しずつ広げてくれたな」と静かに噛みしめました。









まとめ
国籍も文化も違う仲間たちと過ごした日々。
デボンポートで出会ったチョコレートの甘さ、ミッションベイの風の匂い、そして日本食で思い出した“帰る場所”の味。
オークランドという街は、人と文化が入り混じる、まるで“小さな地球”。
ここで過ごした時間は、観光ではなく “暮らすことの豊かさ” を教えてくれました。
この瞬間ひとつひとつが、私にとっての宝物です。
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